1.一般の個人のお客様を対象としたサービスを充実させております。
不動産鑑定士の依頼者は、国、県や市町村等の公共機関、金融機関、弁護士、税理士を中心とした他の士業がメインでした。それは不動産鑑定評価書の説明力、責任力が必要とされることが多いことに起因していると思われます。
しかし、当事務所では一般のお客様、特に個人の方に対してもサービスを重視することに重点を置いています。不動産に対する様々な相談や、土地や家を購入するときのサポート(こちらをご覧ください)等の書面発行だけでないサービスを提供しております。
2.依頼内容に応じて、リーズナブルな価格査定や、様々な分析、コンサルティングを積極的に行っております。
不動産鑑定士を知っている人からよく言われることが、「不動産鑑定評価書は高い」ということです。
確かに不動産鑑定評価は時間も労力もかかる上に責任が重いため報酬が高くならざるをえません。当事務所でも責任料込という前提の元、決して安い報酬ではないです。
しかし、現在では制度も変わり、正式に「リーズナブルな価格査定」を行うことが許されています。今の時代の不動産鑑定士は、不動産の鑑定評価を行うことだけが仕事ではないのです。ニーズに応じて様々なサービスを提供することが、これからのスタイルとなっていきます。
だからこそ、価格等調査等で用が足りる場合は、リーズナブルな価格調査を積極的にお勧めしております。
以下は実際に依頼、相談を受けた内容の一部です。不動産鑑定評価書の発行は行っておらず、全て価格等調査や相談・コンサルティング等、リーズナブルな対応を行っております。
・農地の価格、相場を知りたい
・農業用施設用地の取引事例がない。どのくらいの価格にすべきか。
・不動産を転売する場合、一般的な利益率はどのくらいみたらいいか。
・中古建物の価格を知りたい。
・土地を貸したいが、相場がないときはどうしたらいいか。
・アパート家賃を手軽に算定して欲しい。
・アパートは古くなるとどのくらい値下げするべきか。
・殺人事件が起きた土地の値下げはどのくらいが妥当か。
・ある不動産鑑定評価書を見ると、思っていたのと随分評価額が違っていた。何か問題が
ないか見てほしい。
・土地の形状が悪い。どのくらい減価して取引したらいいか。
・民事再生法の関係で、早期売却をしなければならないが、早期売却率はどの程度なら
債権者等の理解が得られるか。
・固定資産税が高い。特に建物はかなり老朽化しているのに高いのではないか。
3.データベース化、システム化を行うことにより効率的に評価を行ができます。
不動産鑑定士が毎年行う地価公示、地価調査では、一度に20~30地点の評価をしますが、この大量の評価を行える理由は、全ての評価が更地であり、形式も同じであるためシステム化が進んでいるためにあります。しかし、これらのシステムは普通の鑑定評価等にはそのまま使えるものではありません。
当事務所では、普段の不動産鑑定評価においてもシステム化を行っており、機械にできるところは機械にまかせ、人間でしかできない場所は人間が徹底して行うことをモットーにしております。高度な計算や分析もパソコンの使い方次第では、スピーディーにかつ正確に行い得るのです。
そしてその分浮いた時間は調査分析や理論追求の時間に当てております。実際の過去の例として、一般的な不動産鑑定評価書ならば、さらっと書かれる数値について、たった一つのこの数値を求めるために5日間もの時間をかけ、鑑定評価書に分析結果と様々な文献等を研究しまとめた理論を数ページに渡り載せたこともあります。
データベース、システムを最大限に利用し、一般的な鑑定事務所では行われていない様々な調査分析サービスを提供しております。その結果や、日々の理論追求を活かしてコンサルティング業務に力を入れております。
データベース化、システム化の成果として、提携不動産鑑定評価書の発行や価格等調査など、低廉かつ迅速なサービスの提供も可能になりました。これにより他の鑑定事務所では高額で依頼できなかったものについても、依頼目的次第では対応可能になります。また、こららのシステムを活かすことにより、特殊なニーズにも応じることが可能となりました。